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株式会社ネクストフィールド様

【導入事例】ネクストフィールド様のSalesforceを中心としたデータ活用を、Sharing Innovationsが支援!

システム連携で見積作成~請求までの一連の業務を一元化することにより、作業効率を大幅改善!

  • クラウド基盤導入・活用
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  • #freee
  • #Salesforce

1分でわかるこの事例のまとめ

建設業の知見と通信ネットワーク・ICT技術を融合させ、建設現場DXを推進するネクストフィールド様では、その取引先・建設現場毎の情報管理にSalesforceを使っています。Salesforceと会計ソフトのfreeeを連携し見積作成~請求業務を一元化することで効率化を実現しました。また、ホームページと連携した申込受付の仕組みを構築しました。今後もSalesforceを中心としたデータ活用の取り組みを進めていきます。

お客様の課題(Before)

  • 01 見積もり、契約、サービス提供、請求、までの一連の業務が分断されていて、無駄な作業があった
  • 02 営業管理のシステム(Salesforce)と請求管理のツール(freee)が連携されていなかった
  • 03 業界の性質上、現場単位での請求などに対応する必要があり、今後も大幅な稼働の増加が見込まれていた

★当社の解決策(After)

  • 01 営業管理のシステム(Salesforce)と請求管理のツール(freee)の連携で業務効率が大幅に改善
  • 02 見積作成から請求までの一連の業務が一元化され、Salesforceのダッシュボード表示により、全社員が各種指標をリアルタイムに確認できるようになった
  • 03 新たな取り組みとして、Salesforceと連携したウェブからの申し込みシステムも構築

建設DXによる建設会社の変革に寄り添い自らも変革にチャレンジ

ネクストフィールド様は、建築業界のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進し、建設業界にイノベーションをもたらすために2022年に設立された会社です。ネクストフィールド様が提供する建設業向けダッシュボードサービス「e-Stand」は、建設業界で使われるさまざまなアプリケーションとAPI(Application Programming Interface)連携することで、気象情報,騒音・振動などのセンサー情報、現場のカメラ映像や就業者情報など、建設現場で必要な情報を一元的に可視化することと、SSO(Single Sign On)機能により,ダイレクトに各アプリケーションにアクセスできることが特徴です。この「e-Stand」を中心に建設現場の状況を把握するためのカメラ・各種デバイスやネットワークソリューションを提供しています。
「DXの力で建設業界すべての人たちに,最高の場を提供する」というビジョンを掲げるネクストフィールド様では、社員1人ひとりがプロフェッショナルな意識をもって,前例のないものにチャレンジし、自ら変革することができる企業をめざしているそうです。

SFAと会計ソフトを連携することで、業務効率化を目指す

― 当時抱えていた課題について、詳しくお聞かせください。

(辰巳様)お客様からいただく請求書に関わるご要望は、例えば「建設現場単位に分けて欲しい」、「現場を管轄する支店単位に分けて欲しい」、「特定の商品の請求は本社側で負担するので、全現場分をまとめて一括して欲しい」など、建設現場が多様であるがゆえに様々です。一方、所謂クラウドのSaaS会計ソフトfreeeは、汎用的なサービスであるがゆえに、自由度には制約があります。お客様のご要望に100%お応えしながら、業務量の拡大も視野に入れ、効率的な業務運営を実現する仕組みの構築が必要でした。そこで、Salesforceで管理している取引先や建設現場毎の情報をfreeeと連携させることで課題解決ができないかと考えました。

― 導入支援に弊社を選んでいただいた理由を教えてください。

freeeのサポートにSalesforceに知見のあるSIベンダーはいないか相談したところ、Sharing Innovationsさんを紹介いただきました。またSalesforceとfreeeの連携に関する知見や経験のあるベンダーさんは少なく、Sharing Innovationsさんはすでに連携実績があり、安心してお任せすることが出来る点も決め手となりました。

複数案それぞれのメリットや実装の懸念点を納得いくまで話し合えたことで最適解を導けた

― Salesforceとfreeeの連携にあたって、苦労した点、困った点などがあれば教えて下さい。

(辰巳様)お客様のご要望を満たし、かつfreeeの標準的な請求書表示に対応させるため、Salesforceをカスタマイズする必要がありました。そこで、請求書の出力のしかたに応じた3パターンの実装方法を提示してもらいました。それぞれのメリットや実装時の懸念点を双方で納得のいくまで話したうえで進められたので、限られた時間の中で最適な方法を選択できたと思っています。打合せには開発者にも同席いただき、疑問点についてはその場でお答えいただけたこともプラス要素だったと思います。

また、打合せ外で疑問点が生じた際には、チャットで質問すると迅速に返答をくださり、次回の打合せに向けて我々も準備をすることができました。さらには、改修にあたってfreee社に問合せしなければならないようなことについても、開発者が率先して問合せをしていただけたことも非常にありがたかったです。そのようなことの積み重ねで結果的に当初予定していたスケジュール通りにプロジェクトを進めることができたと思っています。

見積作成~請求までの一連の業務を一元化することで、作業効率が大幅に改善

― 連携が完了した後の効果を教えて下さい。

(辰巳様)連携が完了したことにより、Salesforceにのみ情報を登録するだけでfreeeへ自動的に情報が流通し、お客様のご要望どおりの請求書作成ができるようになり、請求情報の二重投入や投入時の誤りや手戻りもなくなり作業効率が大幅に改善されました。また、700種類ほどある商品にユニークな商品コードを付与し、建設現場への提供サービスの登録も並行して実施したことにより、Salesforce の商品マスターのDB 化も同時に実現することができました。

また、Salesforceを中心とした営業関連業務のシステム連携を進めるため、見積書作成業務のfreeeとSalesforceの連携や、Salesforce 上での日々の営業活動情報、請求関連情報の見える化(ダッシュボード表示)の作成を依頼させていただきました。これによって、見積作成~請求までの一連の業務の一元化が完了しました。最終的に見積件数、受注件数等の営業活動情報や取引先数、建設現場数、販売額、請求額等の経営情報といった各種指標がSalesforce 上でリアルタイムに確認できるようになり社内用の「e-Stand」とも連携することで経営者はもちろん、全社員への情報共有に役立っています。

公式ホームページで、オンラインで申し込みを受付けるシステムを開始

― さらなる取り組みについても、教えてください。

(山下様)見積作成~請求までの一連の社内業務だけではなく、お客様の利便性向上をめざして、サービスのお申込みをホームページ上で受付け、お客様のご要望にいち早くお応えできるシステムの構築に取り組みました。新たにホームページでの「見積書表示」や「申込受付」、その受付状況をSalesforceにリアルタイムに連携、即時に把握することができるようにすれば、スピード感あるお客様対応が実現できるのではないか、と考えホームページとSalesforceの接続設計や情報の蓄積方法をご相談しました。これまで実績のあるfreeeではなく、ホームページ連携という新たな取り組みであること、また前回のプロジェクトからメンバーも変わっていたので、最初は進行に不安がありました。しかし新メンバーへ確実な引き継ぎがなされており、経験ある豊富な人材を基礎として複数人体制で対応いただけスムーズに進行することが出来ました。また、当社要望への対応だけでなく、将来を見据えた提案もいただけたと感じています。

― 今後の貴社の展望について教えてください。

(辰巳様)今後の成長に向けて、営業関連業務の効率化や、サービス品質向上による顧客満足度の向上は非常に重要だと考えております。今回のプロジェクトでそのための基礎部分は構築できたと思います。今後もSalesforce を中心にさまざまなツールを活用してビジネス変革に取り組んでいきたいと思っておりますので、Sharing Innovations さんには引き続きぜひお力を貸していただければと思っています。

― Sharing Innovationsに期待する事があれば、教えて下さい。

(辰巳様)些細な内容でも気軽に相談できる「サポートセンター」のようなものがあると、構築をお願いする側にとっては非常に安心だと思います。また、これからも変化を続ける必要があると思っているので、Sharing Innovationsさんがお持ちの知見に基づく有益なアドバイスをパートナーとしていただけるとありがたいです。

(山下様)「ユーザ同士の交流会」や「Salesforce活用事例の紹介」等、Sharing Innovationsさんを中心に人のつながりが深まる機会があれば良いと思います。

(SI)ご意見ありがとうございます。社内でも気軽に質問ができる「無料相談窓口」の設置を検討しておりますので、ご期待ください。

Sharing Innovationsでは、Salesforceに関する役立つ記事も公開しています。

まとめ

ネクストフィールド様のように、SFAツールやCMSなどの事業現場で利用するツールと、会計ツールが異なるケースは多くの会社でも見られるケースです。この状態を通常だと思うのか、それとも連携することで業務効率化や人的ミスの可能性を減らすなどの対策を行うことで、企業の事業活動は大幅に向上します。 Sharing Innovationsでは、各種SaaSやPaaSの連携や移行、マイグレーションなどのお手伝いを多く行っています。お気軽にお問い合わせください。

お客様情報

株式会社ネクストフィールド

事業内容 ・建設DX事業
・建設BPO事業
・建設ネットワーク事業
設立 2022年4月1日
ホームページ https://nxtfield.co.jp/