Case
株式会社ヤプリ様
【導入事例】ヤプリ様のBtoBカスタマーサクセスを加速するGainsightの導入をSharing Innovationsが支援!
解約率1%未満を支えるカスタマーサクセスの、さらなる業務効率化と潜在リスクの可視化を実現
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1分でわかるこの事例のまとめ
ノーコードでアプリを開発・運用・分析できるアプリプラットフォーム「Yappli」を提供するヤプリ様では、750社、900以上のアプリのカスタマーサクセスを約20名のスタッフが支援しています。事業の成長に合わせ顧客数が増える中で、より効率的にカスタマーを支える基盤を作るためにGainsightを導入。潜在リスクを可視化することで効率化と低い解約率を実現しています。
お客様の課題(Before)
- 01 事業の成長に合わせ、顧客数・アプリ数も増加しており、慢性的な人的リソース不足状態だった
- 02 複数の管理ツールを使っていたが、データの一元管理と整理がしきれていなかった
- 03 顧客の潜在リスクの検知が属人的であった
★当社の解決策(After)
- 01 複数のツールのデータをGainsightに統合することで、お客様の状況を誰もが把握できる様に
- 02 顧客の潜在リスクを予兆でき、また顧客情報が整理できることで、質の高い支援体制を確立
- 03 自動化や可視化でカスタマーサクセスの土台の質を向上し、その上で人が介在することの価値を提供
顧客数やサービスが増える一方で、カスタマーサクセスのリソース不足が課題に
アプリの開発・運用・分析をノーコードでできるアプリプラットフォーム「Yappli」を提供するヤプリ様では、社内エンゲージメントアプリ「UNITE by Yappli」や、次世代Web構築プラットフォーム「Yappli WebX」など、新たなサービスの提供を積極的に行っており、デジタルエクスペリエンスプラットフォーム(DXP)として進化を続けています。その一方で、会社の成長に合わせ、企業顧客数や、彼らが使うアプリケーションの数も急速に増加しており、カスタマーサクセスチームでは、人だけに頼らない潜在的なリスクの可視化や、用途や業界、企業規模など多種多様な顧客に向けてのカスタマーサクセスの提供方法の型化と対応品質の向上を目指していました。
リソース不足を業務効率化と潜在リスクの可視化で解消し、プロアクティブな生産活動に
― 当時抱えていた課題について、詳しくお聞かせください
(鏑木様)ヤプリでは、会社のミッションにあるYappli Valueの一つにカスタマーサクセスを掲げていて、お客様の成功を重視しています。お陰様で、現在お客様である法人数は約750社、各社が使っているアプリの数は900以上にまで増えており、これを約20名のカスタマーサクセスチームでサポートしており、解約率は1%未満を維持しています。最近では、企業内の社員同士のエンゲージメントを高めることを目的とした新しいサービス「UNITE by Yappli」もスタートし、ますます顧客数もアプリ数も増加する見込みとなっています。カスタマーサクセスのメンバーの採用も随時行ってはいますが、慢性的な人的リソース不足と言えます。
今回のカスタマーサクセスツールの導入の背景には大きく3つの目的がありました。1つ目は、自動化できる部分は自動化するなどして、業務の効率化を行うこと。2つ目は、現在の1%未満という低い解約率を継続的に達成し顧客の安定した利用継続を目指しつづけること。これには、単にリソースだけでなく、人に頼らない「潜在リスクの可視化」が不可欠であると考えました。その上で私たちメンバーは「人」として顧客の成功レベルの向上に向けたプロアクティブな活動をしていこうという点です。
[カスタマーサクセス本部 カスタマーサクセス部 部長 鏑木 ひとみ様]
既存のツールとの連携が可能であり、カスタマーサクセスツールとして実績が豊富なGainsightを選択
― Gainsightを選択した理由を教えて下さい。
(鏑木様)まず既存で使っているツールですが、顧客情報はSalesforceで管理しています。これは営業チームと同じシステムをカスタマーサクセス向けにかなりカスタマイズして利用しています。そして、お客様へのサポート業務には、Zendesk。こちらにはカスタマーサポート向けに頂いたお客様からの問い合わせ内容などが入っています。そしてNPS®(Net Promoter Score)にも別のツールを利用しています。また、アプリケーションの情報はYappliのデータベースと連携してBigQueryを使っています。これらのシステムからの情報や機能を繋ぎこみながら構築ができるのがGainsightでした。 もちろんGainsightは、カスタマーサクセス分野においては、実績も豊富なサービスなので総合的に判断して、Gainsightを導入することを決めました。
― Gainsightにも様々な機能がありますが、具体的にどのようにお使いになっていますか?
(長澤様)まずは、最初の段階としてSalesforce内にあったお客様の情報やアプリケーションの情報をGainsightに載せ替えています。とくにアプリケーションに関しては、情報がバラバラに存在していたので、アプリの成長情報などもGainsightを見ればお客さんの状況がパッと分かるような状況を作っています。ファースト・ステップといった段階ですね。
現在は、アプリそのもののダウンロード数や、利用頻度などはすでにGainsight上で見られるようになっています。今はさらに、ヤプリが提供しているCMSに、クライアントの担当者がどの程度アクセスしていて、どの様に利用しているかなどのデータも見られるように作業しています。
[ビジネス統括本部 事業推進部 ビジネスITグループ 長澤 智子様]
― これまではどの様にお客様のご解約リスクを見つけて、どの様に対応されていたのですか?
(鏑木様)正直ご解約リスクの検知には「これをしておけば良い」という万能な方法はありません。そのため部の目標として、「担当案件の何%以上訪問して、物理的にお客様と会話する」として、お客様と会話をすることを重視しています。実際にお客様と会って会話する中で、ちょっとした会話の中から検知しヒアリングするという対応をとっています。他には、連絡が通じる・通じないなどもリスクの判断の1つです。このように、リスクを検知することが難しいので、Gainsightの導入でデータを活用して人に頼らないリスクの検知と対処ができる様にしたいと考えてます。
データ移行の設計に苦労、理想と新旧システムの連携の調整がネックに
― Gainsightの導入にあたって、苦労した点を教えて下さい。
(長澤様)まず、弊社で扱っているデータが点在していたので、それをどの様にGainsight内に取り込むべきかという設計に苦労しました。メインとなるシステムがSalesforceなのですが、かなりカスタマイズしておりまして。例えば、ある会社で複数のアプリがあるとそれぞれにアプリ担当者が存在したりするので、「企業」「アプリ」「アプリ担当者」といった情報をどの様に入れ込むべきなのかが全く想像がつきませんでした。Gainsightの仕組みも全て把握している訳ではなかったので、ベストプラクティスが分からず、その設計段階でとても苦労しました。
連携してからは、データの更新方法についても、元となっているSalesforceもしくはGainsightのどちらの情報を更新するべきなのか。営業側に影響が出ない様にSalesforceも活かしながらGainsightも使っていく必要がありデータの連携に苦労しました。
Gainsightの機能や使い方についてのワークショップも行っていただいて、ある程度Gainsightの仕組みを理解したうえで、弊社の理想を当てはめてアウトプットさせていただいて、フィードバックをいただくやり取りを何度か繰り返して、理想に近づけて行きました。
― 実際に導入した後の効果を教えて下さい。
(鏑木様)今現在はまだデータの載せ替え段階なので、具体的な成果には繋がっていませんが、まずはメンバー一人ひとりが使いこなすことを最初のゴールとし、その後はデータの整理やサクセスプランの定義をしていき、「質の高い支援体制の確立」に向けて基盤を磐石なものにしていきたいと考えております。
6月から導入を開始して、秋頃から少しずつ利用を開始しているのですが、年明けには第2フェーズとしてより本格的にGainsightを利用していきたいと思っています。
[カスタマーサクセス本部 カスタマーサクセス部 坂口 那穂様]
(坂口様)2次的な効果としては、社内ではこれまで、打ち合わせした際の議事録は登録していたのですが、メールのやり取りやちょっとしたメモなど、細かな活動記録も時系列でログを残していくことの大事さを実感しています。誰が見ても、「この会社は今、こういう状況にある」と分かるように、細かな情報もちゃんと残すことで資産となると感じています。
Gainsightの導入でカスタマーサクセスの質を底上げし、人が介在する価値を体現していきたい
― 将来的なカスタマーサクセスの展望などがあれば、教えてください。
(坂口様)現在カスタマーサクセスチームが大きく3つに分かれているので、Gainsightを各チーム向けに最適化して、それによってお客様へも最適なサポートを提供できる体制に持っていきたいです。また、来年は、自動化による効率化という部分をメインにやりたいと思っています。これまで散らばっていて、しっかりと見れていなかったデータを可視化して活用することで、お客様を更に深く理解しより質の高いCS活動に繋げたいと思っています。カスタマーサクセスチームもリスクを検知していくだけでなく、アップセルやクロスセルにつながるようなお客様の利用状況を把握していくことで、会社の事業拡大に貢献できる様になるのが理想ですね。
(長澤様)システム的な面では、やはりSalesforceだけですと、カスタマーサクセスに特化した情報や活動を登録することができない事も多かったので、Gainsightを導入したことで、これまでできなかったカスタマーサクセスならではの要望に幅広く柔軟性を持って構築できるようになると思っています。来年はそのあたりを中心に要望を実現していけたらなと思っております。
(鏑木様)カスタマーサクセス部門は、売上などの金額を伴ったKPIを持たないので、見る数値としては解約率になってしまうのですが、SaaS企業にとってはこの「解約率」、つまりお客様に安定して利用継続していただくための守りがとても重要です。企業のValueに「カスタマーサクセス」が掲げられていることからも、改めて900以上のアプリに人が介在することの価値を体現していきたいです。そのためにも、Gainsightを活用することで、効率化や深い顧客理解をするための整理、人に頼らない潜在リスクの可視化ができるようになり、それによりカスタマーサクセスの土台の質を高めて、その上に人が立つ。というそんな関係値でツールと付き合っていければと思っています。
― 導入を支援したSharing Innovationsについてご意見と期待をおねがいします。
(長澤様)構築担当として、分からない部分について「ベストプラクティスはなんですか?」「メリット・デメリットはなんですか?」と言ったふんわりとした質問を投げてしまっていたのですが、それぞれのパターンを出していただいて、そのメリットやデメリットなども明確にしてくださいました。お陰で、社内で議論する際にもかなり明確に持ちかけることができたので、構築方針もスムーズに進めることができました。またレスもとても早く、迅速かつ柔軟に対応していただき、導入後も引き続きご支援いただきたいと思っています。
Sharing Innovationsでは、最新のDX事情やデータ活用に役立つ記事も公開しています。
まとめ
ヤプリ様の様に、多様なツールを導入していて、データはあるのだけど、一元管理できていないという企業は多いのではないでしょうか?カスタマーサクセスにおいてもGainsightにこれらのデータを統合することで、現状の把握や、未来の予測が可能となり、企業の成長に大きく貢献することになります。 Sharing Innovationsでは、ツールの導入だけでなく、他のツールやサービスの連携や、移行、マイグレーションのお手伝いを行っています。お気軽にお問い合わせください。
お客様情報
株式会社ヤプリ
| 事業内容 | スマートデバイスに特化したインターネット事業 ・ノーコードでアプリを開発・運用・分析できる「Yappli」 ・従業員エンゲージメントを高める「UNITE by Yappli」 ・次世代Web構築プラットフォーム「Yappli WebX」 |
|---|---|
| 設立 | 2013年4月 |
| ホームページ | https://yappli.co.jp/ |
※文中に記載されている会社名、商品名、サービス名は各社の商標または、登録商標です。