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【Account Engagement】Spring'25リリースを環境で確認!
2025年3月18日
- #Account Engagement
- #Salesforce
- #Salesforce定期リリース
本記事では、Salesforce定期リリースSpring'25のAccount Engagement変更点を実際の環境で確認していきます。 Spring'25で新しく追加された機能の設定方法や活用方法に興味がある方は必見です。
こんにちは、Sharing Innovations MAチームです!
今回は2025年2月16日にリリースされた Spring’25 について、 実際の環境で何が変わったのかをまとめていきます👀
既存環境・設定への影響あり
①「現在のメール環境」を使用した Lightning メールの作成・編集が廃止になった
「現在のメール環境」を使用したLightning メール(拡張メール)は Winter’25 からサポート終了、 Summer’25 で完全廃止の予定です!
そのため、現在は引き続き作成・編集が可能になっていますが、メールコンテンツの編集画面に注意文が追記されています。
必要に応じて従来のメール機能や「新しいメール環境」でのメールに切り替えていきましょう!
全般的な機能強化
①リストメールレポートと Optimizer にて送信失敗情報の詳細が確認できるようになった
今回のリリースで、リストメールレポートや Account Engagement Optimizer で失敗したメールの詳細が確認できるようになりました!
ここでの「失敗したメール」には、バウンスによる不達は該当せず、例えばメール送信者のメールアドレスドメインが未検証である等の送信側の問題によるメール送信の失敗が該当するようです👀
弊社環境では事象を再現できず環境での変化は見られなかったのですが、メール送信に失敗してしまったときは以下のように確認できるみたいです😊
■リストメールレポートでの確認手順
①Account Engagement でリストメールのレポートを開く
②[総失敗数] の数値のハイパーリンクをクリック
※失敗したメール送信がない場合、ハイパーリンクは挿入されません。
③失敗したメール送信に関する詳細が表示される
■Optimizer での確認手順
① Account Engagement Optimizer を開く
②[設定の問題] に追加されている [Failed Email Sends (失敗したメール送信)] テーブルを確認
※現状失敗したメール送信が記録されていない場合表示されません
②Einstein 生成 AI が日本語対応可能になった
Einstein 生成 AI によるコンテンツ作成が日本語対応可能になりました✨
早速有効化して試してみましょう!
※ 本機能は Advanced 以上のエディションで使用できます
<有効化手順>
①設定 > Einstein 生成 AI > Einstein 設定 に遷移
②Einstein を有効化 をオンにする
③設定 > Einstein Account Engagement > Einstein アシスタント に遷移
④Einstein 生成 AI を有効化したいビジネスユニットを選択
⑤[ 接続 ]を押下
⑥アプリケーションランチャーから Account Engagement にログイン
⑦Account Engagement 設定 > アカウント情報 に遷移
⑧Generate Einstein Assistant responses in users’ selected language. が有効になっているか確認
⑨上記が無効になっている場合、編集して有効にする
<環境で確認!>
Einstein アシスタントは以下のコンテンツ作成/編集時に活用することができます。
早速それぞれ試していきましょう!
■Account Engagement メール > ドラフト
ドラフト画面に Einstein のウィンドウが追加されています。
説明文を入力すると、何のドラフト(件名 / 見出し / パラグラフ)を作成するか選べるので、そこに沿ったアウトプットをもらうことができます!
■コンテンツ > フォーム
フォーム編集画面にも Einstein のウィンドウが追加されています。
編集段階に合わせてサポートされる内容が異なるのでそれぞれ紹介していきます💁♀️
フォームの説明を入力すると、名前とタグを提案してくれます。
[承認] をクリックすると実際にフォームの名前とタグに反映されるようになっています✨
フォームの説明を入力すると、何のドラフト(見出し / パラグラフ)を作成するか選べるので、そこに沿ったアウトプットをもらうことができます!
■コンテンツ > ランディングページ
ランディングページ編集画面にも Einstein のウィンドウが追加されています。
こちらもフォーム同様、編集段階に合わせてサポートされる内容が異なるのでそれぞれ紹介していきます💁♀️
ランディングページの説明を入力すると、名前 / タグ / タイトル / 説明を提案してくれます。
[承認] をクリックするとそれぞれ反映されるようになっています✨
ランディングページの説明を入力すると、何のドラフト(見出し / パラグラフ)を作成するか選べるので、そこに沿ったアウトプットをもらうことができます!
他ツールとの連携強化
①Data Cloud で Account Engagement データストリームを自動作成できるようになった
「Account Engagement CRM Data」データバンドルを使用することで、Data Cloud に以下のデータストリームを自動的に作成できるようになりました✨
※[xxxx]はAccount EngagementのビジネスユニットID
すでに作成済みの場合は更新等はされないため、弊社環境では挙動を確認できなかったのですが、今後設定予定の方はぜひ活用してみてくださいね😊
Account Engagement の Spring’25 リリースを環境で確認してまいりましたが、いかがでしたか?
Einstein のより効果的な活用方法など今後模索していきたいですね!
それでは次回もお楽しみに💫
Sharing Innovations では Account Engagement の運用支援を行っています。
興味のある方はお問い合わせください。
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