Case

株式会社オークネット様

【導入事例】オークネット様のAccount Engagement導入・移行をSharing Innovationsがサポート!

Salesforceとの連携ができるMAツールとしてAccount Engagementを採用。製品知識と豊富なノウハウが選定のポイント!

  • マーケティングDX
  • データ活用
  • #AccountEngagement
  • #MAツール導入

1分でわかるこの事例のまとめ

BtoBオンラインオークションなどの循環型流通サービスを提供するオークネット様では、取引先法人様向けにメール施策の実施やWebコンテンツの作成を目的としてマーケティングオートメーションツールを導入していました。しかし、顧客管理に使っているSalesforceとの連携の不具合や、一部のメンバーしか利用できないなどの理由をAccount Engagementの導入でコスパと業務効率を大幅に改善しました。

お客様の課題(Before)

  • 01 旧ツールは利用料金の観点から各事業部で2~3名とDXチームの一部メンバーしか利用できず、営業担当者がデータを取得する際は利用者に都度依頼する必要があった
  • 02 旧ツールは多機能な反面、操作に習熟が必要で、一部のメンバーしか機能を十分に活用できていなかった
  • 03 CRM(Salesforce)と旧ツール間で連携エラーが発生し、その都度対応に工数がかかっていた
  • 04 導入・運用コストに対して、上記の課題が解消されず、費用対効果の改善が求められていた

★当社の解決策(After)

  • 01 コストの削減に加え、アクセス可能なユーザー数を旧ツールの約10倍に増やすことができた
  • 02 使用方法のガイドラインを整備しまた、部署ごとに説明会を開催したことで利用が進み、業務の効率化・高度化につながった
  • 03 CRMとマーケティングオートメーションツールをともにSalesforce製品に統一したことで、データ連携がスムーズになり、施策の効果をレポートで可視化できるようになった

顧客管理システムとマーケティングオートメーションツールの使い勝手を改善

中古車などのBtoBオンラインオークションをはじめとする循環型流通やサービスを提供するオークネット様では、取引先向けにメール施策の実施・Webコンテンツの作成を目的としてマーケティングオートメーションツール(以下、MAツール)を2019年から導入していました。しかし、顧客管理に使っているSalesforceとの連携に不具合が度々生じたり、利用料金の観点から各事業部で2~3名とDXチームの一部メンバーしか利用できず、営業担当者がデータを取得する際は利用者に都度依頼する必要があったため、BtoBに特化したMAツールへの移行を検討していました。

採用背景:製品知識と豊富なノウハウが採用の決め手!

― 移行先にAccount Engagementを選ばれた理由を教えてください。また他製品との比較検討を行われていた場合、比較材料についてもお聞かせください。

今回のプロジェクトでは、当初よりAccount Engagementへの切り替えを前提に検討を進めていました。
その主な理由は、Salesforceとの高い連携性です。旧ツールではCRMとの連携不具合が課題となっており、その解消が移行先選定の大きなポイントでした。また、弊社の事業特性からBtoBに特化したMAツールを求めていたことも、Account Engagementを選んだ理由のひとつです。さらに、旧ツールと比べてコストを抑えられる点も大きな決め手となりました。
これらの理由から、Account Engagementへの移行を進めました。

― 導入支援に弊社を選んでいただいた理由を教えてください。また他社様との比較検討を行われていた場合、最終的に弊社を選んでいただいた決め手についてもお聞かせください。

Salesforce社の営業担当の方にAccount Engagementの導入について相談した際、ご紹介いただいたパートナーのひとつがSharing Innovations様でした。 他社とも比較検討を行いましたが、旧ツールからAccount Engagementへの移行実績があり、製品に関する知識やノウハウがしっかりしている点から、最終的にSharing Innovations様にお願いすることを決めました。 特に印象的だったのは、最初に対応してくださった営業の方がエンジニアレベルのAccount Engagementの知識をお持ちで、技術的な内容も分かりやすく説明していただけたことです。不明点や不安点にも丁寧にご対応いただき、大きな安心感がありました。 契約後も、要件整理のフォローや、エンジニアの方との情報共有の場を丁寧に設けてくださるなど、継続的なサポートをいただき、大変心強く感じました。

導入移行:事業部向け説明会など、丁寧な導入サポートでスムーズに移行

― プロジェクトの具体的な内容(作業内容や制作物など)について教えてください。

プロジェクトでは、Account Engagementの初期セットアップに加え、操作方法のレクチャーや、旧ツールからの各種コンテンツ(フォーム、ランディングページ、メール、シナリオ等)の移行対応を行っていただきました。
中でもコンテンツ移行については、大量のデータにも関わらず、丁寧かつ迅速にご対応いただき、必要に応じて修正にも柔軟に応じていただけた点がとても助かりました。
現在は、各事業部に対する運用支援を常駐形態でのサポートをお願いしており、日々の活用においても継続的にサポートいただいています。

― プロジェクト進行中の印象に残っているエピソードはありますか?

特に印象に残っているのは、各事業部向けに実施していただいた説明会です。旧ツールとの違いや、Account Engagementの基本用語、操作方法などを丁寧に解説していただき、全5回にわたる機会を通じて、社内の理解を深めることができました。こうした丁寧な導入支援は非常にありがたかったです。説明会だけでなく、適宜スプレッドシートにてQAのご対応をいただいた点も非常に助かりました。
また、課題やスケジュール管理のハンドリングも的確で、打ち合わせの際には見やすく整理された資料や議事録をご用意いただくなど、進行管理の面でも安心してお任せできました。

― プロジェクトを通して弊社に依頼して良かったと感じたエピソードはありますか?

弊社の状況に応じた柔軟な対応をしていただけたことです。
特に、スケジュールやタスク調整に関して、弊社内の他プロジェクトとの兼ね合いで無理なお願いをしてしまう場面もあったのですが、その都度、状況を理解し、課題・進捗管理ツールを用いた上で関係者とコミュニケーションを行いながら、最大限ご対応いただけたことには本当に感謝しています。
さらに、プロジェクト途中から内製支援を頂く形で、Sharing Innovations様よりAccount Engagementの経験豊富なエンジニアの方1名に常駐でご支援いただいており、各事業部からの質問の取りまとめや、操作方法に関するレクチャー動画の作成などもご対応いただきました。事業部ごとに進捗や理解度に差がある中でも、内製支援を頂くことにより、プロジェクトメンバーだけでなく各事業部の担当者とも密なコミュニケーションを行うことでよりニーズを引き出し、非常に効率的かつスムーズにそれぞれに合ったサポートを柔軟にご提供いただきました。

導入効果:コストパフォーマンス、業務効率、業務高度化が大幅に向上

― 導入後に得られた効果(リード数、CV数、受注数、事業部へのMAツール浸透具合など)について教えてください。

まず大きかったのは、コストの削減に加えて、アクセス可能なユーザー数を旧ツールの約10倍に増やすことができた点です。これにより、より多くのメンバーが自らツールを活用できるようになり、社内全体での活用が進みました。
また、CRMとMAツールをともにSalesforce製品に統一したことで、データ連携がスムーズになり、施策の効果をレポートで可視化できるようになりました。さらに、SalesforceのAI機能を活用することで、メールの送信タイミングの最適化などが可能となり、開封率の改善にもつながっています。
社内体制の面では、使用方法のガイドラインを整備し、各事業部に周知できたことも大きな成果です。旧ツール時代にも運用ルールはありましたが、十分に浸透していなかったため、今回の切り替えを機に明文化し、全社的に共有しました。
それに伴い、各事業部での実装可能な範囲も拡大しました。以前は一部のコンテンツに制限していた運用も、ガイドラインに準拠することを前提に、より広い範囲でのコンテンツ展開やシステム自動化の取り組みが可能となり、業務の効率化・高度化が進んでいます。

― プロジェクト後には常駐形態という形で引き続きご支援させていただいておりますが、そちらはいかがでしょうか?

プロジェクト終了後も、各事業部への対応や、残っていた細かなタスクの整理・対応などをご支援いただいており、大変助かっています。
特に印象的なのは、各部署の活用状況にばらつきがある中で、自発的に課題の洗い出しやヒアリングを行っていただいたことで、社内全体のAccount Engagement活用機会が着実に増えている点です。
また、弊社社員との関係性も非常に良好で、ちょっとした質問や相談もしやすく、日常的に頼りにさせていただいています。単なる外部支援というより、社内の一員のように伴走してくださっているという感覚があり、心強く感じています。

― 今後の貴社の展望について教えてください。また、その実現のために、Salesforce/Account Engagementをどのように活用していきたいですか?

私たちは現在、「真のニーズを見極め、新たなプロダクトを創造する組織」という目標を掲げており、単に社内の要望を実現するだけではなく、各事業部に最適な方法を提案できるよう努めています。
Account Engagementへの移行に関しては、フォームやランディングページの作成といった基礎的な部分については、社内に広く周知できている状況です。しかし、各事業部や部署ごとの業務内容に適したアプローチが十分にできていなかったため、今後は目標設定をしっかり把握した上で、それぞれの部署に最適な提案ができるよう取り組んでいきたいと考えています。

まとめ

マーケティングのDXにおいて、ツールの利用が加速しています。その一方で、利用の目的によってツールを使い分けるのも大変重要ですが、ツール同士の相性もとても大切だということがわかりました。 Sharing Innovationsでは、SFAツール、MAツールを含む各種SaaSやPaaSの導入・運用支援を提供しています。

お客様情報

株式会社オークネット(英文社名:AUCNET INC.)

事業内容 情報・通信業 主力製品・サービス:中古車、中古デジタル機器、ブランド品、花き、中古バイク、中古医療機器などのオンラインオークション、および流通に付随するサービスを提供
設立 1985年6月29日(創業)
従業員数 1,060名(2024年12月31日現在:連結従業員数)
ホームページ https://www.aucnet.co.jp/